◆山・院・寺号
舎心ヶ嶽(しゃしんがだけ)

◆宗派
高野山 真言宗

◆御本尊
弘法大師

◆所在地
阿南市加茂町龍山

21太龍寺・舎心ヶ嶽

★雑記
聖跡、舎心ヶ嶽の御朱印です。
個人サイトやブログなどでは、舎心ヶ嶽が太龍寺の”奥之院”と表記しているケースも見られますが、特にそういう位置付けではないとのこと。あくまで聖跡、聖地といった立ち位置のようです。ロープウェイを降りて、参道の階段を上らず左の道へ行くと、舎心ヶ嶽への参道へとつながっています。舗装されていない山道ですが、そこまで荒れているわけでもなく、坂がキツいわけでもなく、気楽に上って行くことができました。それに脇には、四国八十八ヶ所霊場の札所御本尊石仏が並んでおり、自分がどのくらいの位置まで進んできたかわかるので、ゴールが意識出来て良いですね。・・・と、気楽に進めたのは、写真のところまででした。ここからは舗装されてるし、楽なもんだと思ったら、ここから先の坂が一気に急勾配になって、ヒーヒー言う羽目になりました。これはしんどかった。ようよう辿り着いた舎心ヶ嶽にも、ベンチが欲しいな、と。さて境内(?)には、天照皇大神や不動明王を祀った祠もありました。手水舎は、カラカラに乾いていて水は無し。まぁ、ツアーの団体さんはこちらに来ないですし、そんなものでしょうね。
境内の説明板によると、

<ここから引用>
聖跡 舎心ヶ嶽
弘法大師空海が24歳のとき著わされた三教指帰に、「阿国太龍嶽にのぼりよじ土州室戸崎に勤念す、谷響きを惜しまず明星来影す」と記されており、この地に於いて見事悉地成就なされ、青年時代の思想形成に重要な役割を果たした事は疑えない事実であります。平成5年、大師御入山1,200年を記念して、「求聞持法御修行大師像」を造立致しました。虚空蔵菩薩の化身とされる、東方の明けの明星(金星)を拝されておられるお姿です。
のうぼうあきゃしゃきゃらばや おんありきゃまりぼりそわか 百万遍
</ここまで引用>

とのこと。説明板の通り、ここには求聞持法御修行大師像があります。ゴロゴロした岩の上に大師像はあり、幸いこの日は風がなかったから良いようなもので、天候次第ではとても大師像のところまで行けない感じでした。ちょっとした鎖場になっているのですが、横に張られているロープを伝って行くと前に回ることが出来るので、女性でも力をかけずに容易に上れます。それにしても・・・ロープウェイに向かって手を振っても、だ~れも手を振り返してくれないのな。寂しいぜ。
御朱印は、太龍寺の納経所にていただきました。

◎舎心ヶ嶽、参道。
舎心ヶ嶽6

◎舎心ヶ嶽、境内。
舎心ヶ嶽4

◎舎心ヶ嶽、求聞持法御修行大師像。
舎心ヶ嶽8

◎舎心ヶ嶽、求聞持法御修行大師像。
舎心ヶ嶽08

◎舎心ヶ嶽、求聞持法御修行大師像からの眺め。
舎心ヶ嶽7

◎舎心ヶ嶽、ロープウェイ方面。
舎心ヶ嶽306