主に金沢市に点在する、全34ヶ寺から成る観音霊場です。
関西の西国三十三観音霊場の写し霊場との立場で、元になっている西国寺院の名前が彫られた石碑が残っている寺院もいくつか見受けられました。御朱印でも、”金沢西国”となっている霊場印を捺されることもありました。
霊場に関する物としては唯一、下記の公式ガイドブックが500円で発行されています。ただし、2012年6月現在、流通しているガイドブックは古いままで改訂がされておらず、札所の変更が反映されていません。ネットなり各寺院なりで、最新情報を確認するのが良いでしょう。なにしろ、”ごくたまに”程度の巡拝者しかいないらしいので、予算的なことも含めて改訂するほどの機運にならないようです。また、霊場専用の御朱印帳や納め札などもありません。
札所寺院はほぼ檀家寺なので、法要と重なったり不在だったり、本務寺院から滅多に住職が来なかったり(しかもその本務寺院がガイドブックに載ってすらいない)、とにかく一度の参拝で御朱印を集印するのは無理でしょう。しかもネット情報では、御朱印を拒否する寺院もあるとか。そのことを、とある寺院で聞いてみたら、「あ~、聞いたことあるわ」と。私はまだそちらを未参拝ですので、さてはてどうなることやら。
もっとも、公式ガイドブックには、各寺院の御朱印が掲載されていますので、それを眺めるだけでも楽しめます。私が参拝時にいただいた御朱印とは、印のデザインや、人が変われば当然ですが筆跡が異なっているのも見て取れます。ちなみに、上記の拒否寺院は、寺院の情報すら掲載拒否らしいので、ガイドブックの該当ページには寺院名や住所といった最低限の情報しか載っていません。

ここに記載するのは、2012年6月時点での情報です。

金沢33観音ガイドブック

【金沢三十三観音霊場】
第01番 愛宕山 寶幢寺 石川県金沢市幸町
第02番 大悲山 長谷院 石川県金沢市本多町
第03番 江西山 瑞光寺 石川県金沢市本多町
第04番 宝林山 棟岳寺 石川県金沢市石引
第05番 祥雲山 龍国寺 石川県金沢市東山
第06番 天淵山 法然寺 石川県金沢市菊川
第07番 高嶽山 雲龍寺 石川県金沢市東兼六
第08番 安養山 妙慶寺 石川県金沢市野町
第09番 菅原山 崇禅寺 石川県金沢市瓢箪町
第10番 高養山 成学寺 石川県金沢市野町
第11番 鳳凰山 祇陀寺 石川県金沢市十一屋
第12番 安養山 極楽寺 石川県金沢市寺町
第13番 本覚山 医王山寺 石川県金沢市湯谷原町
第14番 行基山 伏見寺 石川県金沢市寺町
第15番 恵光山 西方寺 石川県金沢市寺町
第16番 長久山 千手院 石川県金沢市野町
第17番 千日山 雨宝院 石川県金沢市千日町
第18番 護国山 宝円寺 石川県金沢市宝町
第19番 清澄山 西養寺 石川県金沢市東山
第20番 紫雲山 最勝寺 石川県金沢市湯谷原町
第21番 龍峰山 瑞雲寺 石川県金沢市宝町
第22番 金澤山 永久寺 石川県金沢市東山
第23番 摩利支天山 宝泉寺 石川県金沢市子来町
第24番 光明山 寿経寺 石川県金沢市東山
第25番 長谷山 観音院 石川県金沢市東山
第26番 臨川山 源法院 石川県金沢市尾張
第27番 嵩嶽山 少林寺 石川県金沢市野町
第28番 奕葉山 久昌寺 石川県金沢市堀川
第29番 福母山 高源院 石川県金沢市宝町
第30番 倶利伽羅山 宝集寺 石川県金沢市寺町
第31番 稲荷山 真長寺 石川県金沢市野町
第32番 睡虎山 岩倉寺 富山県南砺市安居(安居寺内)
第33番 泰澄山 波着寺 石川県金沢市石引
番外札所 対巖山 宗龍寺 石川県金沢市鶯町
旧31番 金龍山 献珠寺 石川県金沢市宝町

◆参拝中メモ◆
2012年6月、初の金沢観光のときに発願してスタートしました。
基本的に、「第1番札所に行けば、情報が揃うだろう」の軽い気持ちでした。なにしろ、実際に公式ガイドブックまで手に入ったことだし、すんなり2日くらいで結願できるのでは、とそのときは思いました。・・・甘かったです。川越の甘茶以上に激甘でした。
地方の霊場を巡る難しさを、ここでも感じさせられました。地方の観音霊場は現在、阿波西国三十三観音霊場・下総三十三観音霊場・和歌山西国三十三観音霊場を回っていますが、どこよりもこの金沢三十三観音霊場が厳しいと感じました。一番それを思ったのは、寺院の温度差が激し過ぎること。「じゃあ、なぜ札所を抜けないの?」と言いたい、ホントに言いたい。ま、そこいら辺は、追々で。
次回の参拝は、新幹線が金沢まで乗り入れる2014年以降かな、と考えています。